麦焼酎/大分県・三和酒類

いいちこ

いいちこ 25度

麦焼酎 いいちこ 25度

麦焼酎の一大ベストセラーブランド

1958(昭和33)年、生産規模がほぼ同じくらいの清酒蔵元3社と(赤松本家酒造株式会社,熊埜御堂酒造場,和田酒造場)、翌年にもう1社(西酒造場)が参加し、共同瓶詰場として創業する。
今でこそ三和酒類といえば、清酒、焼酎、ワイン、リキュールなどといった製造ラインナップをほこる全国屈指の総合醸造メーカーだが、創業からしばらくは苦難の連続だった。時代は高度経済成長の直前で、統制経済から自由経済への移行により60~70年代にかけ清酒業全体は成長したが、ブランド力のない地方の酒蔵にとっては、受難の時代の到来でもあった。三和酒類も、当初は本業の清酒生産を中心に事業を展開したが、エスカレートする値引き販売競争によりコスト削減を余儀なくされ、よって品質向上のための資本投資にも事欠く状況が続いた。

昭和40年代に入ると、CM展開でシュア獲得を目指す大手の酒造メーカーが九州に進出、価格競争はさらに激化した。これ以上の収益性の悪化は、企業としての成長は望めないと考え「家業から企業へ」を旨に、1972(昭和47)年、4社はそれぞれが持つ酒造免許を返上し、資本金2000万円の企業合同の新会社を設立、焼酎製造に参入することで三和酒類は再出発を果たすことになる。

当初は当然の苦戦を強いられるが、昭和54(1979)年に発売された本格麦焼酎の発売により、同社は一大転換期をむかえる。それまで香りがきつく濁りもあった麦焼酎の難点を解消、その焼酎は公募によって「いいちこ」と命名、折からの焼酎ブームもあって人気を博することとなる。

「下町のナポレオン」の愛称で親しまれる『いいちこ』は、それまで米麹を用いることが多かった麦焼酎を大麦麹に変え、研究の末、軽やかな味わいを生み出すことに成功した。
「いいちこ」とは、大分の方言で“いいですよ”という意味。焼酎好きなら一度は飲んだことがあると思うので味わいは割愛するが、ロック、水割り、ストレートの他にカクテルのベースとしても楽しめる。

▶「麦麹仕込み」とは?

麦焼酎では米麹を使う場合が多い。これは大麦は米に比べて麹の温度が上がりやすく、製麹管理が難しいという難点があり、必然的に米麹を使う蔵が多くなった。

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製造元:三和酒類株式会社

住所:大分県宇佐市山本2231-1

TEL:0978-32-1431

URLhttps://www.iichiko.co.jp/ (直接注文不可)

創業年:1958(昭和33)年

原料:大麦、大麦麹(白)

蒸留方式:常圧・減圧ブレンド

アルコール度数:25%

容量:225㎖、900㎖、1800㎖、900㎖(パック)、1800㎖(パック)、200㎖(カップ)