シングルモルト/東ハイランド

lencadam 10 Year Old

グレンカダム10年

グレンカダム10年

「大麦のクリーム」の異名を持つスィート&まろやかなシングルモルト

グレンカダム蒸留所は、東ハイランド・アンガス地方の中心地・ブレヒンの町の中に建ち、創業は1825年。地元の地主ジョージ・クーパーが創建したといわれるが、2年後には早くもオーナーが代わり(デイビッド・スコット、こちらを創業者とする説もある)、その後も所有者がめまぐるしく入れ替わり、1954年にカナダのハイラム・ウォーカー社が買収に成功し、1959年に大改修工事が行われ近代的な蒸留所に生まれ変わった。

その後、アライド・ドメック社の所有となったが、2000年には閉鎖され休業に追い込まれてしまう。しかし2003年、ロンドンベースのブレンド会社、アンガス・ダンディ社によって蒸留所は再び買収されウイスキー造りを再開した。かつてブレヒンには、グレンカダムの他にノースポートという蒸留所が存在したが、現在でも操業を続けているのはグレンカダムだけである。

グレンカダムといえばブレンデッドスコッチ「バランタイン」と、英国で人気の高い「スチュワーツ・クリーム・オブ・ザ・バーレー」のキーモルトとして知られる。造られるモルトのほとんどがブレンド用原酒として使用され、オフィシャルボトルのシングルモルトとしてリリースされるようになったのは、アンガス・ダンディ社の所有になってからといわれる。「クリーム・オブ・ザ・バーレー(大麦の精髄)」とは、グレンカダムのクリーミーでスィートな風味に対して付けられたものだといわれている。

仕込み水は、かつては約50キロ近く離れたリー湖の水を利用していましたが、現在は14キロメートル離れたムーランズの泉から引いている。ウォッシュバックはステンレス製で合計6基。ポットスチルは最小単位の2基しかない。特徴的なのは初留釜の加熱方法にグレンバーギやミルトンダフなどと同じ、エクスターナルヒーティング(加熱を単式蒸留器の外で行った後、中へ戻す特殊な方式)を用いていることと、ウォッシュ・スチルのラインアーム(スティルとコンデンサーとをつなぐパイプ)が15度の角度で上を向いていること。このことが不純物の混入防止や蒸気の還流を促し、軽く、クリーンなスピリッツを生むことを可能にしているといわれる。“大麦のクリーム”と形容されるグレンカダムは、口当たりが非常にまろやかで、フルボディでリッチな甘い風味、まろやかでスパイシー。

『グレンカダム10年』は、ノンカラーリング、アンチルフィルターでボトリングしてあり、香りは強く草っぽい。フレッシュでスパイシーな樽のトーンとレモンの香りと、まろやかでエレガントな味わい。甘さとソフトな樽の味わいが絶妙な逸品。

 

data

所有者:アンガス・ダンディ社

所在地:Brechin,Angus

URL:―

創業年:1825年

蒸留器

アルコール度数:46度

容量: 700ml