アイリッシュ

Connemara

カネマラ

カネマラ

アイリッシュらしからぬピーティで華やかなシングルモルト

クーリー蒸留所は、のどかな原風景が残るアイルランド西部のカネマラ地方にある。創業は1987年、現在稼動しているアイルランドの蒸留所は3ヶ所だが、最も新しいのがクーリー蒸溜所。

当時この地には、ブッシュミルズ蒸留所とミドルトン蒸留所の2つしかなく、国策によりアイリッシュ産ウイスキーの独立企業をつくろうということになった。そこで「アイリッシュの革命児」の異名をとる、ジョーン・ティーリング氏が400万ドルを投じダンダークにあった国営のアルコール工場を買収し設立した。

元々はアルコール工場なので、初めから連続式蒸留機が備えられグレーンウイスキーの製造が可能だった。ポットスチルなどは後からを設置しているため、世界一複雑な蒸留所ともいわれている。シングルモルト「カネマラ」の他にも、アイリッシュウイスキーの復興を願い「ターコネル」やブレンデッド「キルベガン」なども製造している。稼働したのは1989年、製品の出荷が開始されたのは1992年である。

「カネマラ」がユニークなのは、そのスモーキーなフレーバーである。ボトルに「PEATED SINGLEMALT IRISH WHISKEY」と記されているが、現在のアイリッシュウイスキーにはピート香をつけないのが主流である。しかし、19世紀初頭にはクーフ炭のピート香を持つのが普通だったという。その復刻版とでもいうのか、「カネマラ」はクーフ炭を掘り出す土地の名をつけられ誕生した。大麦麦芽だけを原料にピートを焚いた原酒と、焚かない麦芽を使った原酒をつくりヴァッティングさせた。

蒸留は、アイリッシュ伝統の3回ではなく初留、再留と2回蒸留したスコッチスタイル。それが、これまでのアイリッシュとは異なる、スモーキーな香味の一因となっている。ピート香はアイラモルトに比べてきつくなく、ドライシェリーのような爽やかな風味である。

『カネマラ』はスタンダード品だが、4年、6年、8年熟成のモルト原酒をヴァッティングしているため香味は複雑。スモーキーでフレッシュ、フルーティだが徐々にピーティに。熟成にはバーボン樽が使われているため、ほんのりとしたバニラのような甘味があり、スモーキーなのだが重くなく、飲み口はスムーズで後味も心地よい、スコッチや従来のアイリッシュとはひと味違った秀逸なシングルモルト。

 

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所有者:ビーム・サントリー社

生産地:Riverstown,Dundalk(アイルランド)

URLhttps://www.suntory.co.jp/ (サントリー公式HP)

創業年:1987年

アルコール度数:40度

容量:700ml

 

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