
日本独自の品種「甲州」でつくられたきれいな白ワイン
今、ヨーロッパでも注目の品種となっている日本独自のブドウ品種といえば「甲州」。フレッシュな酸とみずみずしい果実味が特徴。ひと昔前までもてはやされた、樽香をきかせた重厚なワインに比べると甲州はいたって慎ましい。その控えめで繊細な味わいが料理を引き立て、日本食ブームとあいまってファンが増えている。山梨のワイナリーでは甲州の研究を重ねつつ、多彩な個性を打ち出したワインが造られているが、中央葡萄が手がける「グレイス甲州」は、果実味を重視したシュール・リー製法による勝沼町産甲州種を使ったワイン。
見た目同様に透明感のあるきれいな味わいで、甲州独特のクセがみあたらない。どんな料理にも合わせやすく、特に和食との相性は抜群。海外でもワインマーケティングの本場、イギリスを中心に人気急上昇中。
▶甲州とは?
▶シュール・リー製法とは?
フランス語で「澱の上」という意味。その名の如くこの製法は透明なワインが澱の上にある状態で静置しておく方法をいいます。普通は発酵が終わったあと、酵母菌体などからなるワインの澱をオリ引き作業で速やかに取り除きます。これはオリの持つ匂いや硫化水素臭などがワインに移るのを防ぐためです。しかしシュール・リーではオリ引きを直ぐにしないで澱とワインをタンクのなかで接触させておきます。このようにする事で澱の主成分である酵母菌体が自己分解してアミノ酸やペプチドがワインに溶け込み深みや幅をワインに与えます。シャンパーニュも2次発酵の過程で澱と接触しています。
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生産者:中央葡萄酒
生産地:山梨県>甲州市
住所:〒409-1315 山梨県甲州市勝沼町等々力173番地
TEL:0553-44-1230
URL:http://www.grace-wine.com/index.html(直接注文・可 見学施設・有)
使用品種:甲州
アルコール度数:12.0%