
チリ産のピノ・ノワールはパワフルな凝縮感に満ちている
サンアントニオは新進気鋭のワインエリア。とくにレイダ・ヴァレーは海に近く、風の影響からかブルゴーニュタイプのブドウ栽培に適した生産地となっている。チリのピノ・ノワールというと余り馴染みがないかもしれないが、パワフルな果実の凝縮感に満ちている。しなやかで繊細な味わいに仕上がっているが、少し冷やしても美味しく飲める。柑橘系のフレーバーを感じながらグイっといきたい。コストパフォーマンスの面でも秀逸な一本。
サンアントニオという生産地
サンアントニオは近年見出されたブドウ産地。南極のフンボルト海流の影響が強く、長く冷涼な夏がブドウをじっくりと成熟させ、濃縮された風味を生み出します。特にレイダ・ヴァレーのなだらかな丘陵地は、シャルドネとピノ・ノワールに最適で、メルロー、ゲヴェルツトラミナー、リースニングも栽培しています。マイポ川から水を引くパイプラインも設置され、拡張が可能になりました。
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生産者:ヴィーニャ・レイダ
生産地:チリ>サンアントニオ&レイダ・ヴァレー
使用品種:ピノ・ノワール
アルコール度数:14.5%